手取り25万円の派遣社員はどうなのか?体験談から学ぶメリットとデメリット
こんにちは、大福です。今回は、私が実際に経験した「手取り25万円の派遣社員」のリアルな体験談をお届けします。
派遣社員は正社員と比べて柔軟な働き方ができ、時給も高い場合が多いですが、その反面、不安定な要素も多くあります。
派遣社員として働くことを検討している方、現在派遣社員として働いている方にとって、少しでも参考になればと思います。
リクルートスタッフィングでの派遣経験
私は某ショッピングサイトの運営会社の営業部で、派遣社員として働いていました。時給は1600円からスタートし、契約件数に応じて時給が上がる仕組みでしたが、最高時給1800円まで到達するのは簡単ではありませんでした。
結果、私は1600円で落ち着き、月の手取りは25万円程度でした。
手取り25万円の内訳:どのように稼いでいたのか?
手取り25万円というと、生活費を賄うには十分な金額に思えますが、実際のところどうだったのでしょうか?
具体的な計算方法を見ていきましょう。
時給と月収の計算
時給:1600円
平日1日8時間勤務で、計算すると以下のようになります。
1日の収入
1600円 × 8時間 = 12,800円
月の収入(22日出勤の場合)
12,800円 × 22日 = 281,600円
この金額から、健康保険や厚生年金、雇用保険などの社会保険料が差し引かれるため、手取りはおおよそ25万円前後となります。
派遣社員の不安定な現実
成績が結果を左右するプレッシャー
私が所属していた営業部では、毎日の成績が大きなプレッシャーとなっていました。
派遣社員である私には、派遣元からの直接的な圧力は少なかったですが、成績が悪いと「次の契約はないかも」と暗に示されることもありました。
実際、私は営業部の事業閉鎖まで勤務し続けることができましたが、他の同僚は成績不振で契約を更新されなかったケースも多々見てきました。
派遣社員は、実績が評価されなければ簡単に切り捨てられることがあるのです。
時給制の不安定さと大型連休の影響
派遣社員の大きなデメリットは、勤務日数に左右される点です。
たとえば、ゴールデンウィークや年末年始などの大型連休があると、その分出勤日数が減り、収入も大きく減少してしまいます。
月によっては、手取りが22万円を切ることもあり、生活費に困ることもありました。
このように、月々の収入に変動がある派遣社員は、安定した生活を送るために、計画的な貯金や支出管理が必要です。
派遣社員のメリットとデメリット
メリット
時給が高い
正社員と比べると時給が高いため、短期間で効率よく収入を得られます。
有給の取得が比較的容易
有給休暇が取りやすいのも派遣社員の魅力の一つです。急な体調不良やプライベートな用事にも対応しやすい環境です。
柔軟な働き方が可能
派遣社員は契約ごとに働く時間や場所を調整しやすいため、ライフスタイルに合わせた働き方ができます。
デメリット
安定性に欠ける
事業の状況や契約次第で仕事を失うリスクが高いです。特に業績が悪化した場合、真っ先に削減対象になることが多いです。
大型連休による収入の変動
祝日や連休が多い月は、手取りが大幅に減ることがあります。貯金や支出管理をしっかり行わないと、生活に支障が出ることも。
賞与や退職金がない
派遣社員はボーナスや退職金がないため、長期的な経済的安定には不向きです。
将来のキャリアを考えたときのアドバイス
派遣社員は、短期的には高収入を得ることができますが、長期的に見た場合、正社員に比べて安定性に欠けます。
派遣で得られる経験は多くのスキルを磨く機会となりますが、将来を見据えると、正社員として働く方が良い選択肢になることが多いです。
正社員を目指すための転職活動を視野に
派遣社員として働きながらも、いつでも正社員に転職できる準備をしておくことが重要です。
例えば、有給を活用しながら転職活動を行うことで、スムーズに次のステップに移ることができます。
派遣先で得たスキルや経験を生かして、正社員のポジションに挑戦することをおすすめします。
まとめ:派遣社員のメリットを活かしつつ、将来の計画を立てよう
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派遣社員の給与と働き方の実態 – 5年以上の体験から見えた現実
派遣社員として働くことは、短期的な収入や経験の積み上げには適しています。
しかし、将来的に安定した生活を目指すのであれば、早い段階で正社員への転職活動を視野に入れるべきです。
私自身、派遣社員として働く中で得た経験は大きな財産ですが、同時に不安定な立場であることも痛感しました。
皆さんも、派遣社員としてのメリットを最大限に活かしつつ、将来のキャリアパスをしっかりと描いていくことを心からお勧めします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。