正社員の有給休暇はいつから取れる?知っておきたい基本と実体験
正社員として働いていると、「有給休暇はいつから取れるの?」と疑問に思うことがあるかもしれません。
有給休暇は、労働者がリフレッシュしたり、急な用事に対応したりするために必要な権利です。
しかし、その取得タイミングや方法については会社によって異なる場合もあります。
今回は、有給休暇の基本情報と私自身の体験を交えながら、正社員として知っておきたいポイントを詳しく解説します。
有給休暇の基本ルールとは?
入社6ヵ月後からスタート
法律では、有給休暇は入社から6ヶ月経過後に発生し、初年度は10日間付与されます。
その後、勤続年数が増えるごとに付与日数も増加し、最大で年間20日間取得できるようになります。
具体的な付与日数は以下の通りです。
6ヶ月経過後:10日
1年6ヶ月経過後:11日
2年6ヶ月経過後:12日
3年6ヶ月経過後:14日
4年6ヶ月経過後:16日
5年6ヶ月経過後:18日
6年6ヶ月以上:20日(法律上の最大日数)
これは、労働基準法で定められた最低限の基準です。
企業によっては、これよりも多くの有給を与える場合もありますので、詳しくは就業規則を確認しましょう。
有給休暇が取得しにくいときの対処法
上司に相談しても解決しない場合は?
「有給を取りたいのに、上司に相談しても承認してくれない…」
そんな経験はありませんか?
その場合は、会社の人事部や総務部に相談するのが効果的です。
労働基準法に基づく有給取得は、社員の権利として保障されています。
人事部に状況を伝え、上司に説明してもらうことで、問題が解決することも多いです。
ただし、会社の繁忙期や閑散期を考慮することも大切です。
どうしても家庭の事情などで有給が必要な場合は、事前に上司としっかり相談しておきましょう。
有給申請の理由はどうする?
私的な理由で申請するのが無難
有給休暇を申請する際の理由としては、「私事による休暇」とするのが一般的です。
具体的な理由を細かく伝える必要はなく、プライベートな用事や体調不良など、シンプルな理由で構いません。
また、病気による有給の場合、会社から診断書を求められることもあるので、必要に応じて医師の診断書を用意しておくとスムーズです。
有給を取得したら給料はどうなるの?
有給取得による給料の変動はなし
有給休暇を取得した場合でも、通常の勤務日と同じように給料が支払われます。
つまり、有給を使っても給料が減ることはありません。
連続して10日間の有給を取得しても、月給が少なくなることはないので安心してください。
これは、有給休暇の最大のメリットのひとつです。
退職時の有給休暇の取り方
退職前に有給を使い切ろう
退職を決めた際に有給が残っている場合、できるだけ有給を消化してから退職日を迎えたいですよね。
そのためには、上司に有給休暇の取得を事前に申請し、最終退職日を有給の消化期間と調整してもらうことが大切です。
退職にともなう有給消化は、正当な権利ですので、遠慮せずに申請しましょう。
まとめ:有給を活用して心身のリフレッシュを!
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正社員としての有給休暇について詳しく解説しましたが、何よりも大切なのは、自分の健康と生活を大切にすることです。
有給休暇は、労働者が心身を休めたり、急な用事に対応したりするために設けられた権利です。
私も過去に人事部で働いていた際、多くの社員が「有給を使いづらい」と感じている様子を見てきました。
しかし、会社の雰囲気や上司の理解が不足していると、有給取得が難しいと感じることもあります。
そのようなときは、労働基準法に基づいた権利をきちんと理解し、冷静に対応することが必要です。
自分自身の健康と生活を守るためにも、有給休暇をしっかりと取得し、リフレッシュすることをおすすめします。
皆さんが有給休暇をうまく活用し、充実した時間を過ごせることを願っています。
新しい挑戦に向けて、無理せず、前向きに取り組んでいきましょう。