正社員として働いている時に病気で休職、その後の対応と経験について
正社員として働いている時、病気で休職しなければならないという事態は、誰にでも起こり得るものです。
特にメンタルヘルスの問題は、現代の職場環境において非常に重要視されるようになりました。
私自身も、正社員として勤務していた時にうつ病とアスペルガー症候群の診断を受け、休職をやむを得ずすることになった経験があります。
この記事では、その際の手続きや体験談を元に、休職中の過ごし方や復職のタイミングについて詳しく解説していきます。
正社員で働いている時に病気で休職することに
私は正社員として働いている時に、会社のストレス診断を受けました。
その結果、ストレス濃度が高いとされ、産業医との面談が行われました。
産業医から心療内科の受診を勧められ、診断の結果、うつ病とアスペルガー症候群と診断されました。
この診断を会社に提出したところ、しばらく休職するよう指示され、私は休職期間に入りました。
休職中の給料はどうなるのか?
休職中は基本的に給料は支給されません。しかし、有給休暇が残っている場合、その日数分の給料は支給されます。
有給休暇をすべて消化してしまうと、それ以降は給与の支給はありません。
ただし、健康保険組合から傷病手当金が支給されるため、このお金を生活費として頼ることになります。
傷病手当金は通常、給料の60〜70%程度が支給されます。
休職手続きの流れ
休職手続きは特別な準備を必要としません。
私は、うつ病の診断書を会社の総務部に提出するだけで、休職扱いになりました。
その後、総務部から傷病手当金の支給申請書が送られてきたので、心療内科の先生に記入してもらい、健康保険組合に申請書を郵送しました。
これで、毎月傷病手当金が振り込まれるようになりました。
休職中の過ごし方
休職中は、**心療内科の先生から安静にするように指示されていました。
**そのため、日中はほとんど寝て過ごしていました。
時々、ストレッチやラジオ体操などの軽い運動をするよう勧められましたが、気力がわかず、なかなか実行できませんでした。
生活は非常にシンプルで、傷病手当金の額が給料よりも少ないため、余計な出費を抑え、生活を切り詰めて過ごしていました。
上司から2週間に1度ほど電話があり、体調の確認をされました。
私はその時の気持ちを素直に伝えるだけで、会社とのやりとりは最小限に留めていました。
復職の際の注意点
復職する際には、心療内科の医師の判断が重要です。
私の場合、会社は復職をいつでも受け入れると言ってくれましたが、医師が労務不能と判断し、復職は許可されませんでした。
会社は3ヶ月の休職期間を認めてくれましたが、その間に復職できなかったため、自己都合退職という形で退職することになりました。
まとめ
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正社員として働いている最中に病気で休職し、傷病手当金を受け取りながら生活を続けることができましたが、手当金の支給が終了すると生活が厳しくなりました。
私はその後、カードローンに頼る生活を続けましたが、最終的には返済不能となり、弁護士に相談して自己破産することになりました。
持ち家も競売にかけられましたが、幸いにも障害年金を受給することができ、現在はその年金を頼りに生活をしています。
休職中は給料が支給されないため、生活費のやりくりが大変になりますが、傷病手当金が支給されることを前提に計画的に生活を進めることが大切です。
復職が可能であれば、早めに医師と相談しながら職場復帰を検討することをお勧めします。
私のように自己破産まで至らないよう、適切なサポートを受け、無理のない範囲での生活を続けていくことが大切です。
この記事が、同じような状況にある方々の参考になれば幸いです。