派遣社員

派遣社員の職歴は履歴書に書けるのか？経験から解説します

2024.11.02

派遣社員として働いている方の中には、「派遣の経験は職歴になるのか」と疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。

正社員と違って、派遣の仕事は履歴書や職務経歴書にどう書くべきか悩むこともあります。

そこで、私の経験をもとに、派遣社員としての職歴が履歴書や職務経歴書にどう影響するのかを詳しくお話ししていきます。

派遣社員の職歴は履歴書に書けるのか？

結論から言うと、派遣社員としての経験も立派な職歴として履歴書や職務経歴書に書くことができます。

派遣先でどのような業務を担当したかや、身につけたスキルをしっかりと記載することで、転職活動や次のステップにもつなげることが可能です。

企業名の記載について

派遣社員の経験を書く際、派遣先の企業名を記載するかどうかは注意が必要です。

派遣元に確認し、企業名を記載しても問題ないか確認してから書くようにしましょう。

企業名の代わりに「○○業界向けコールセンター業務」や「IT企業向けデータ入力業務」といった業務内容の記載も効果的です。

派遣社員としての職歴を書けないケースとは？

すべての派遣の経験が履歴書に書けるわけではありません。

以下のような場合は、職歴として書かない方がよい場合もあります。

1. 勤務期間が極端に短い場合

派遣先での勤務期間が1日や数日といった極端に短い場合は、履歴書や職務経歴書に書かない方が無難です。

短すぎる勤務期間は「定着力がない」と捉えられるリスクがあり、転職活動で不利になる可能性があります。

2. 雇用保険に加入していない短期雇用

短期の派遣業務で、雇用保険に加入していない場合も、職歴として書く必要はないでしょう。

雇用保険や社会保険の加入期間が職歴としての信頼性を高めるので、短期間のアルバイト感覚の派遣業務は省いても問題ありません。

派遣社員の職歴の書き方のポイント

派遣社員の経験を履歴書や職務経歴書に書く際には、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

1. 業務内容を具体的に書く

単に「派遣社員として働いていました」と書くだけではなく、具体的な業務内容や、担当したプロジェクト、業務で達成した成果などを詳細に記載します。

これにより、採用担当者に自分のスキルや経験を伝えやすくなります。

2. 派遣元の社名も記載する

派遣先の企業名だけでなく、派遣元の企業名も併記しましょう。

例えば、「株式会社○○（派遣元）に所属し、△△株式会社（派遣先）でのデータ入力業務を担当」といった形で書くことで、雇用形態が明確になり、信用性が高まります。

派遣社員の職歴を活かすための工夫

派遣社員として働く期間は、どうしても正社員に比べて短いことが多くなりがちです。

そのため、派遣社員としての職歴を効果的にアピールするには、以下の工夫が必要です。

1. スキルの取得や成果を強調する

派遣社員として働く期間が短くても、得たスキルや成果を強調することで、履歴書や職務経歴書に厚みを持たせることができます。

例えば、「コールセンター業務で顧客満足度向上に貢献」や「データ入力で効率化を実現し、業務改善に寄与」といった形で、具体的な数字や成果を交えると効果的です。

2. 福利厚生の有無で判断する

社会保険や厚生年金、雇用保険に加入していた期間は、正社員同様に職歴としてしっかりと記載しましょう。

これにより、短期間のアルバイト的な派遣業務との区別がつきやすくなります。

派遣社員の経験は職歴として活用できる

私自身、これまで電機メーカーやインターネット通販会社、工作機械メーカーなど、さまざまな派遣先で働いてきました。

それらの経験はすべて履歴書や職務経歴書に書いています。

特に健康保険や雇用保険に加入していた期間は、職歴として正当に評価されます。

派遣社員でも正社員への転職に役立つ

派遣社員としての職歴をしっかりと書くことで、将来的に正社員としての就職活動でも大いに役立ちます。

私も、派遣社員として積んだスキルを活かして、次のキャリアを築いていくことができました。

派遣社員だからといって、自分の職歴を軽視せず、きちんとアピールすることが大切です。

まとめ：派遣社員としての経験を大切にしよう

派遣社員の職歴が履歴書に書けるかどうかについて悩んでいる方は多いかもしれませんが、派遣社員としての経験も大切な職歴です。

スキルや成果をしっかりと書くことで、次のキャリアステップに活かすことができます。

短期間の派遣でも、そこで得た経験や学びをしっかりとアピールし、自分の強みに変えていきましょう。

派遣社員としての職歴を積み重ねることで、自分に自信を持ち、将来の選択肢を広げていくことができるはずです。