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正社員登用されないのはなぜ?経験から学んだ対策と心得

「派遣社員として働いているけれど、なかなか正社員登用されない…」。

このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

 

私自身、これまでに何度も「正社員登用」の約束を信じて働いてきましたが、結局は派遣切りにあい、正社員になれなかった経験があります。

 

今回は、そんな私の体験をもとに、正社員登用が難しい理由や、その対策についてお話しします。

なぜ正社員になれない?よくある理由とその対策

1. 正社員登用の口約束に注意!派遣切りの現実

「3年後に正社員に登用する」という約束をされたことが何度かあります。

 

しかし、実際にはその期間を待たずに派遣切りにあい、正社員登用のチャンスを逃してしまいました。

 

企業にとって派遣社員を正社員にするのはコストがかかるため、登用を避けようとするケースも少なくありません。

 

対策: 正社員登用を前提とする派遣先を選ぶことが大切です。特に「紹介予定派遣」という形式を選ぶと、派遣期間が終了した後に正社員として採用される可能性が高くなります。最初から正社員登用の実績が多い企業を選び、派遣契約時に条件をしっかり確認しましょう。

2. 新卒や中途採用には正社員、でも派遣社員には冷たい?

新卒や中途採用者は毎年採用されるのに、派遣社員には正社員の道が開かれないという状況はよくあります。

 

表面上は丁寧に扱われているように見えても、企業側は派遣社員を使い捨ての労働力として見ていることもあります。

 

対策: まずは自分が正社員に登用されない理由を知ることが大切です。派遣先の上司や派遣元の担当者に「なぜ正社員になれないのか?」を率直に尋ね、改善点を教えてもらいましょう。自分のスキルや職務態度に問題がある場合は、その改善に努めることが必要です。

正社員登用されないときの対処法

1. いつまでも正社員になれないなら、転職を考える

いくら頑張っても正社員になれない場合、思い切って転職を考えるのも一つの手です。

 

派遣社員としての経験を生かして、正社員を募集している他の企業に応募しましょう。

 

時間は貴重です。

 

無駄に派遣先で正社員登用を待ち続けるよりも、早めに行動することが重要です。

2. 紹介予定派遣を利用してみる

紹介予定派遣とは、派遣期間が終了した後に企業が正社員として直接雇用をすることを前提とした派遣形態です。

 

これなら派遣期間中に企業との相性を確認し、正社員登用の判断をしてもらえます。

 

派遣先が正社員登用に前向きかどうかを確認したい場合には、紹介予定派遣を選ぶことが効果的です。

3. 企業の姿勢を見極める

派遣社員を都合よく使い、いざ正社員登用の時期になると派遣切りをする企業も存在します。

 

そのような企業で時間を無駄にしないよう、企業の実績や他の派遣社員の登用例を確認し、判断しましょう。

正社員登用のために自分ができること

1. 正社員登用を目指す際の自己改善ポイント

正社員になるためには、企業が求めるスキルや姿勢を身につけることが求められます。

 

たとえば、以下のような点を意識して働くと良いでしょう。

 

業務スキルの向上: 現在の業務だけでなく、正社員に求められる能力を意識して、積極的に新しいスキルを学びましょう。

コミュニケーション能力の強化: 上司や同僚とのコミュニケーションを円滑にし、信頼関係を築くことも重要です。

2. 正社員登用の条件を明確にする

企業によっては「正社員登用の条件」を定めている場合があります。

 

具体的な条件(勤続年数、スキル、資格など)を確認し、自分がその条件を満たしているかをチェックしましょう。

 

もし条件を満たしていない場合は、必要なスキルや資格を取得するための行動を起こしましょう。

派遣社員を続けるリスクと転職のタイミング

1. 派遣社員としての限界

派遣社員は、正社員に比べて解雇されやすく、安定性に欠けます。

 

派遣期間が終了するたびに次の仕事を探さなければならないので、長期的なキャリアを築くのが難しいという現実があります。

 

特に40代を過ぎると、転職活動も厳しくなってきますので、早めに行動することが大切です。

2. 転職活動のポイント

正社員を目指す場合は、派遣社員の仕事を続けながら転職活動をすることをおすすめします。

 

以下のポイントを意識して、効率的に転職活動を行いましょう。

 

正社員求人を徹底的にリサーチ: ハローワークや求人サイトで、正社員の求人を積極的に探しましょう。

 

興味のある職種や業種で、条件が合う求人に応募していきます。

応募書類や面接対策をしっかり行う: 履歴書や職務経歴書の内容を見直し、自分の経験を正しくアピールできるように準備しましょう。面接では、派遣社員としての経験を活かして、どのように会社に貢献できるかを伝えることが大切です。

まとめ:正社員登用を目指すなら、まずは行動を起こそう

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正社員登用を目指すのは簡単なことではありませんが、目標を持って行動することが大切です。

 

派遣社員として働きながら正社員登用の機会を待つのも一つの方法ですが、もしその企業が正社員登用に消極的である場合は、無理に待たずに転職を考えるのも賢明な判断です。

 

自分の将来を見据えて、どのような選択をすべきかを常に考え、行動を起こしていきましょう。

 

焦らず、自分に合ったキャリアを築くための一歩を踏み出してみてください。

 

正社員登用という目標に向かって、しっかりとした計画と行動力で、未来を切り開いていきましょう。

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この記事を書いた人

大福

キャリアアドバイザー・元人事主任

大福

10代から40代まで、正社員として人事部主任を務めたり、派遣社員やアルバイトとして多様な働き方を経験してきました。人事の現場では、新卒採用から中途採用、アルバイト面接まで幅広く携わり、採用や職場環境の改善にも尽力してきました。一方で、派遣社員としての働き方や、アルバイト時代に感じた悩みや課題にも深く向き合ってきました。現在は、そんなリアルな経験を生かし、30代〜50代の「もう一度キャリアを築きたい」「自分らしい働き方を見つけたい」と考えている男性読者に向けて、実践的なアドバイスをブログで発信しています。私自身、多くの失敗や試行錯誤を重ねながら、正社員・派遣社員・アルバイトそれぞれのメリットと課題を学んできました。このブログでは、「キャリアを再構築したい」「安定と成長を両立したい」と考える方に寄り添い、現実的で役立つ情報をお届けしています。私が経験から得た教訓や成功へのステップをシェアすることで、あなたの新たな一歩をサポートします。ぜひ一緒に、仕事やキャリアに対する不安を解消し、理想の働き方を実現しましょう。

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